06経−09−口−03 高齢者のプロ野球観戦頻度と身体的・社会的・心理的特徴:探索的研究
説明
<p>【目的】高齢者を対象に、プロ野球観戦回数が多かった人たちがどのような身体的・社会的・心理的特徴を持っていたかを調査した。【方法】研究開始前に、身体的・社会的・心理的特徴を調査し、どのような身体的・社会的・心理的特徴が観戦頻度と関係するかについて、高頻度観戦の有無を目的変数に、各特徴を説明変数にしてロジスティック回帰分析もしくは重回帰分析を実施した。【結果】本研究に57人(平均年齢:74歳)が参加した。観戦頻度と身体的特徴は「整形外科疾患の有無」と有意な負の関連があった。社会的特徴は「外出頻度」と有意な正の関連があった」。心理的特徴は「主観的幸福感」と有意な負の関連があり、「身体的QOL」と正の関連が存在する可能性が示唆された。【結論】プロ野球を高頻度に観戦した高齢者は、観戦前の調査において整形外科的な疾患を有しておらず、日ごろから外出頻度が多い傾向にあり、主観的な幸福感が低いという特徴を持っていた。高齢者が競技場でスポーツを観戦するための環境を整備するためのエビデンスを得るためには、引き続き高齢者とスポーツ観戦の関係を明らかにする研究が実施されることが望まれる。</p>
収録刊行物
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- 日本体育学会大会予稿集
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日本体育学会大会予稿集 68 (0), 160_3-160_3, 2017
一般社団法人 日本体育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680790432640
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- NII論文ID
- 130006351826
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- ISSN
- 24241946
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可