米国のメディアアートカリキュラムに学ぶ映像メディア領域の方向性

書誌事項

タイトル別名
  • A Vision for the Direction of Image Media in Japanese Art Education through the Study of American Media Art Curriculum
  • 米国のメディアアートカリキュラムに学ぶ映像メディア領域の方向性 : NCCASが示すメディアアートカリキュラムで育む能力
  • ベイコク ノ メディア アートカリキュラム ニ マナブ エイゾウ メディア リョウイキ ノ ホウコウセイ : NCCAS ガ シメス メディア アートカリキュラム デ ハグクム ノウリョク
  • ―NCCASが示すメディアアートカリキュラムで育む能力―
  • —NCCAS Identified Skills for Growth in the Media Art Curriculum

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抄録

<p>米国のナショナル・スタンダードでは2014年にNCCASによって芸術科のカリキュラムが改訂されメディアアート領域が導入された。メディアアートのカリキュラムでは多様な形態とカテゴリーのあるメディアアートをまとめ,主に映像メディア(Time based media)による制作を行うことになっている。カリキュラムの構成をみると,映像メディアによる表現を教科の中心的活動に設定し,多様な答えのある世界のなかで異なる理解の方法と,自分なりの答えを見つけ出すという芸術科の価値にそって,汎用的スキルを身につけるためのプロセスを提示している。我が国の美術教育を省察し,21世紀型のスキルの獲得や映像メディア領域が果たす役割を考察する上で,米国のようにこの数年で芸術科がもたらす価値を再定義し,これまでになく教科の重要性を高めている動向は重要である。我が国の美術教育にとっても非常に重要な提言として受け取れる。</p>

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