幼稚園・保育園におけるコンピュータ利用教育の現状 : 日本(愛知県)と中国との比較研究

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タイトル別名
  • A Brief Survey of Computer Usage on Preschool Education : A Comparison Study of Japan and China
  • ヨウチエン ホイクエン ニ オケル コンピュータ リヨウ キョウイク ノ ゲンジョウ ニホン アイチケン ト チュウゴク トノ ヒカク ケンキュウ

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抄録

本研究では,日本(愛知県)と中国(延辺地区,北京市・大連市)を対象に,幼稚園・保育園におけるコンピュータ利用教育の現状と意識を調査し,日中両国間での比較を行った。その結果,園児が利用できるコンピュータを導入している園は,日本は5.3%,中国は34.5%であったこと,コンピュータは「子どもの知的発達には有効」という回答は,日本よりも中国の方が有意に高いこと(t(168)=2.16, p<.05),一方で,コンピュータを「利用する必要はない」については,日本の方が有意に高いこと(t(165)=2.23, p<.05),などが示された。これらの結果から,園児のコンピュータ利用については,日本よりも中国の方が,肯定的な意見が強いことが明らかになった。

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