イマージナリー・ラインに関する学習の実践と評価 : 高校生の映像制作ワークショップより

書誌事項

タイトル別名
  • Production and Evaluation Concerning the Order of Imaginary Lines
  • イマージナリー ライン ニ カンスル ガクシュウ ノ ジッセン ト ヒョウカ コウコウセイ ノ エイゾウ セイサク ワークショップ ヨリ

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抄録

映像制作には守られるべき文法ともいえる幾つかの原則がある。"イマージナリー・ライン"(被写体となる複数の人物の間を結ぶ仮想上の線)もその一つで,イマージナリー・ラインを超えて撮影したカットをそのまま編集して繋げると,視聴者が正確に人物の位置関係を把握できなくなる。そこで講師はシナリオA,Bを用意し,高校生の作業班に撮影課題として与えた。2日に渡って行なったワークショップのうち,初日は何も解説せずにシナリオAを撮影・編集させた。2日目にイマージナリー・ラインに気づかせる誘導を含む講義・解説を挟んで,シナリオBの撮影・編集をさせた。この結果,シナリオAを制作した全てのグループがイマージナリー・ライン越しのカットを撮影したが,指導後の制作でイマージナリー・ライン越しのカットを排除した作品制作が出来るようになった。

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