子どもの能動的な学習を促すメディアとしての板書技術 : ボリビア国への技術移転を通して

書誌事項

タイトル別名
  • Promoting Active Learning of Pupils through Media as a Method for Writing on the Blackboard : Case Study of Technical Cooperation between Japan and the Republic of Bolivia
  • コドモ ノ ノウドウテキ ナ ガクシュウ オ ウナガス メディア ト シテ ノ バンショ ギジュツ ボリビアコク エ ノ ギジュツ イテン オ トオシテ

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抄録

現在,小学校の教育現場では視聴覚機器をはじめ数多くの情報関連機器が備えられ,電子黒板等の新しい教育メディアへの注目も集まってきている。本来,メディアとはコミュニケーションのための媒体をさす用語だが,ここでは授業の目標を効果的に達成しうるための言語的・視覚的な教材教具,またはそれらを取り巻く学習環境としてとらえたい。そしてそれらの中で,特に伝統的な教育メディアである黒板の活用に目を向けたいと考える。南米の途上国であるボリビアの小学校では,教師は主に講話や説明を中心とし,教科書や資料などの限られたメディアを使って授業を進めている。その中でも,日常的,慣習的に用いている黒板を意図的に活用することで,授業が改善され学習効果が上がると考える。本研究では,途上国への板書技術の移転が子どもの能動的な学びを促進することにつながったという事例を示すことで,黒板の教育メディアとしての意義を考察したい。

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