書誌事項
- タイトル別名
-
- Association of Narrator's Voices to Characters in TV Program "Dekirukana"
- NHK キョウイク デキル カナ ニ オケル ナレーター ノ ニンシキ
この論文をさがす
説明
『できるかな』は、NHK教育放送で21年に渡って放送された番組である。この番組には2つの映像が提示されていた。一人は男性主人公の「ノッポさん」であるが、彼は一言も話さなかった。もう一人は動物で、時々鳴き声をあげる「ゴン太くん」であった。一方、この番組には2つの音声が提示されていた。一つは「ゴン太くん」の声であり、もう一つは女性ナレーターの声である。主人公が話さない役であったため、この番組は子どもにとって音声と映像の統合が難しかった。190名の大学生の回想から、音声と映像を統合する過程に現れるつまづきを分析したところ、11.1%の学生が「ノッポさん」を女性と思ったことがあり、40.7%の学生が音声と映像の組み合わせをまちがった経験を持っていた。画面に現れないナレーターという人工的存在を認識するために、子どもは音声と映像の組み合わせを試行錯誤する経験と教育的支援が必要であることを論じた。
収録刊行物
-
- 教育メディア研究
-
教育メディア研究 2 (1), 28-38, 1995
日本教育メディア学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680811675136
-
- NII論文ID
- 110009691072
- 110000074818
-
- NII書誌ID
- AA11144471
-
- ISSN
- 24242527
- 13409352
-
- NDL書誌ID
- 3911499
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可