メディア・リテラシー教育による市民社会の活性化(<特集>メディア・リテラシー教育の現状と課題)

書誌事項

タイトル別名
  • Revitalization of Civil Society by Media Education(<Special Issue>Media Literacy Education-Perspectives)
  • メディア・リテラシー教育による市民社会の活性化
  • メディア リテラシー キョウイク ニ ヨル シミン シャカイ ノ カッセイカ

この論文をさがす

抄録

本研究は,市民社会の活性化を目的とするメディア・リテラシー教育の理想と照らし合わせて,我が国の学校教育現場でのメディア・リテラシー教育の現状を検討し,今後のメディア・リテラシー教育に必要な視点と,その可能性を考えていくものである。メディア・リテラシーとは,まず第一にさまざまなメディアの伝える情報を批判的に読み解き,必要な情報を取捨選択し,真偽を見抜いて活用する能力をさすものである。そしてメディア・リテラシー教育の最も重要な目標として再確認すべきものに市民エンパワーメントがある。市民のエンパワーメントをメディア・リテラシー教育の目的に据えるのであれば,ネットワーク利用時のセキュリティやプライバシーの問題,不安を高める情報の処理・解釈方法,デジタル・メディアの著作権や知的所有権などに加え,メディアの寡占化等の問題性などをも含めた教育が必要である。

収録刊行物

被引用文献 (3)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ