中学校美術科における「題材」概念の成立 : 中学校美術指導資料「美術科における指導計画の作成」(1982)を中心に

書誌事項

タイトル別名
  • The Formation of the Concept of 'Subject Matter' in Art Education : A Study of "Art Teaching Materials for Junior High School" (1982)
  • チュウガッコウ ビジュツカ ニ オケル 「 ダイザイ 」 ガイネン ノ セイリツ : チュウガッコウ ビジュツ シドウ シリョウ 「 ビジュツカ ニ オケル シドウ ケイカク ノ サクセイ 」(1982)オ チュウシン ニ

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抄録

「美術指導資料(1982)」(表題掲示の図書の略)は,教育政策上初めて「題材」概念を「教師と生徒をつなぐ媒体」として提示した。本稿では,題材概念が5領域(絵画,彫塑,構成・伝達のためのデザイン,工芸の製作,鑑賞)の中でどう構成され位置付けられたかを考察した。その成果によると,題材概念の特質は,教科における共通項としての自覚や意識の芽生えに支えられつつ,当時はなおも各領域独自の枠組みと構成原理に特徴づけられていた。

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