子どもの絵における空間表現の発達と指導(1) : 「食事の風景」の絵を通して

書誌事項

タイトル別名
  • Development and guidance of space expressions in children's drawing (1) : Through pictures of "The scenery of a meal"
  • コドモ ノ エ ニ オケル クウカン ヒョウゲン ノ ハッタツ ト シドウ(1)「 ショクジ ノ フウケイ 」 ノ エ オ トオシテ

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抄録

本研究は,子どもの絵の発達と,その指導の在り方を考えるものである。本稿は,その第一報として,小学校6年間を継続的に調査した「食事の風景」をもとにして子どもの絵の表現の変化は,成長の必然で現れであること,その変化をとらえつつ指導に当ることが大切であることを考察する。具体的には,「食事の風景」の構図の視点が,真横や真上から斜め上からの視点へと移行する子ども個々の過程を追う。ここでの表現の獲得は子ども自らの主体的な活動の過程であり,表現の獲得はやがて「身に付く」という形で現れる。これを大人に向かう成長の現れであると,とらえて,子どもの発達と指導の在り方を論述していく。

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