秋田県自由画教育の研究(10) : 秋田県自由画教育の進展

書誌事項

タイトル別名
  • A Study of "Jiyuga" Education in Akita Prefecture (10) : The Development of "Jiyuga" Education in Akita Prefecture
  • アキタケン ジユウガ キョウイク ノ ケンキュウ(10)アキタケン ジユウガ キョウイク ノ シンテン

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説明

本論では昭和3年(1928)4月に山本鼎と後藤福次郎が「全県小学校児童作品展覧会」のために秋田県を訪れた前後に,秋田県で発表された3つの図画教育関係の著作を分析,考察して,以下のことなどを確認した。1.当時の秋田県では,図画教育の向上には教師自身が絵を描くこと,例えば「教員展」の開催,デッサンなどの「実技練習」,児童の参考作品の作成などが必要であるという意識が高まっていた。2.著作者たちは,教師自身が絵を描くことが図画教育の向上につながるとする「六葉会」に参加していた。また,師範学校附属小学校の教師で,秋田県図画教育を主導する立場だった。以上から,秋田県自由画教育は,次段階へ確実に進展していたと考えられる。

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