一幼児の積み木遊びに見られる多様な発達的特徴

  • 伊藤 智里
    兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科学校教育実践学専攻
  • 高橋 敏之
    岡山大学大学院教育学研究科発達支援学系幼児教育講座

書誌事項

タイトル別名
  • Developmental Characteristics Seen in the Building Block Play of an Infant
  • イチ ヨウジ ノ ツミキ アソビ ニ ミラレル タヨウ ナ ハッタツテキ トクチョウ

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抄録

本研究は,対象児・A児の1歳6か月から2歳までの積み木遊びを,自然観察法によって調査し,立体造形に繋がる多様な発達的特徴について分析・考察する。A児は,積み木を使用して遊ぶための基本動作である「積む」「崩す」「打ち鳴らす」「並べる」等の行為を経験した。積む行為を獲得した後,挑戦的な遊びと確認的な遊びを重ね,「間隔」「幅・奥行き・高さ」「重心」「バランス」などを体感した。A児は,積み木遊びを通して,「平面」「立体」の概念を獲得しつつあると指摘できる。

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