新潟県下越陸棚域海底における泥底及び砂底の底質硬度と物性指標の関係

  • 梶原 直人
    独立行政法人水産総合研究センター日本海区水産研究所
  • 井関 智明
    独立行政法人水産総合研究センター日本海区水産研究所
  • 高田 宜武
    独立行政法人水産総合研究センター日本海区水産研究所
  • 藤井 徹生
    独立行政法人水産総合研究センター日本海区水産研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Relationships Between Physical Indices and Hardness of Marine Bottom Sediment Offshore of the Kaetsu Region, Niigata Prefecture
  • ニイガタケン カエツリクダナイキ カイテイ ニ オケル デイテイ オヨビ サテイ ノ テイシツ コウド ト ブッセイ シヒョウ ノ カンケイ

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抄録

新潟県下越陸棚域の水深50〜100mの海域において,底質環境の物性指標である一般的な分析項目(含水比,実比重,真比重,含泥率)及び強熱減量と,3種の硬度指標との関係性を調査した。泥底においては3種の硬度指標のうち,DFG測定値で最も多く相関が認められ,PEについては全く相関が認められなかった。これらの結果は,測定器毎に土塊全体あるいは表層のみ等測定範囲の相違が影響していると考えられ,3種の硬度指標が異なる傾向を持つことが実測レベルで明らかとなった。今後も3種の硬度指標を併用して底質環境を詳細に把握する必要がある。また,調査海域で5定点認められた砂底では,底質環境の物性指標の値が殆ど変動していないにもかかわらず3種の硬度指標の値は大きく変動していた。砂底では粒度組成に関する指標との関連が示唆されるため,早急に知見を蓄積してこれを明らかにする必要がある。

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参考文献 (14)*注記

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