(4)エジェクタサイクル冷凍機の開発 : 2段膨張ノズル式エジェクタによる高効率化とCOP+50%の達成(技術,日本機械学会賞〔2004年度(平成16年度)審査経過報告〕)
説明
京都議定書の正式な発効を受けて,いよいよ国際的な地球温暖化抑制対策の早急な実行が期待されており,CO_2排出量の大幅な削減のために,機器の省エネルギー化が急務となっている.今回,冷凍空調製品において,大幅な省エネルギー効果が期待できるエジェクタサイクルを世界で初めて開発し,車載用冷凍機に搭載した.従来,エジェクタサイクルは,理論はあったが,実用化された例はなく,机上の空論とされてきた.二相流化すると大幅に効率の落ちるエジェクタを独自の2段膨張式可変ノズル構造とし,二相流数値解析により最適化を行い,5倍の効率に向上させた.システム効率としても,50%の効率向上を達成した.
収録刊行物
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- 日本機械学会誌
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日本機械学会誌 108 (1038), 355-, 2005
一般社団法人 日本機械学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680884536704
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- NII論文ID
- 110006218944
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- ISSN
- 24242675
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可