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- 間々田 孝夫
- 立教大学社会学部
書誌事項
- タイトル別名
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- The Third Consumer Culture and Contemporary Capitalism
- ダイサン ノ ショウヒ ブンカ ト ゲンダイ シホン シュギ
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説明
現代の消費社会は、消費文化が自律性と発展の方向性を持っているという前提に立たないと理解できない複雑なものになっている。消費文化の動向を理解するため、筆者は「消費の三相理論」として三つの理念型を設定する。第一の消費文化は効率主義的合理主義と量的拡大を志向するもの、第二の消費文化は他者志向的消費と反合理的消費を特徴とするもの、第三の消費文化は文化的価値の追求と社会的配慮に基づく消費を原則とするものである。これら三つの消費文化は併存しているが、第三の消費文化は現在活性化しつつあり、今後も活性化し、現在の消費社会の状況の下で活性化が望ましいものと考えられる。第三の消費文化は、一定範囲で小規模企業の活性化をもたらすと考えられ、またそれに伴って、都市のあり方、仕事や就職、グローバル経済などにもその影響が及ぶものと思われる。
収録刊行物
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- フォーラム現代社会学
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フォーラム現代社会学 11 (0), 90-99, 2012
関西社会学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680922418432
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- NII論文ID
- 110009486265
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- NII書誌ID
- AA11666921
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- ISSN
- 24239518
- 13474057
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- NDL書誌ID
- 023851191
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可