地震時火災の延焼速度式に関する基礎的研究

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  • A Basic Study on Fire Spread Formula at Earthquake
  • ジシンジ カサイ ノ エンショウ ソクドシキ ニ カンスル キソテキ ケンキュ

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抄録

兵庫県南部地震においては,同時に多数の火災が発生し,そのいくつかが市街地火災となった。そこで,本研究では神戸市内の市街地火災のうち,神戸市消防局と東京消防庁によって得られた資料をもとに,約10,000m2以上の焼損面積を持つ大規模火災(約10,000~120,000m2)について,その延焼状態を分析し,以下のような結果を得た。<br>まず,地震時における全壊率(2階以下の建物)を考慮した延焼速度式(焼損面積と時間の関係)を表すことができた。この式と実火災データとの相関は,r=0.987であり,かなりよく一致している。また,建築面積G≒10,000~120,000m2,全壊率D≒30~70%,平均風速v≒1.3m/sの場合,係数a1=0.0114~0.0626程度となっていることなどがわかった。<br>(オンラインのみ掲載)

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