名水箱島湧水を活用した住民による農村の観光里づくり

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タイトル別名
  • Utilization of the Hakoshima Springwater for Creating Rural Sightseeing by Residents
  • メイスイ ハコシマ ユウスイ オ カツヨウ シタ ジュウミン ニ ヨル ノウソン ノ カンコウ サトヅクリ

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抄録

群馬県東村の名水箱島湧水とホタルの保護を通した観光里づくりの効果および課題について検討した。その結果,昭和30年代には湧水を利用した稲作と養鱒という農水産業が有機的に結び付いて地域固有の良好な農村環境が創り出されていたことがわかった。そして,昭和60年に箱島湧水が名水百選に認定されてからは地元住民による名水やホタルの保護活動が活発に展開され,一層良好な農村環境が創出されることになった。箱島地区での住民活動は,良好な農村資源を永続的に残していこうとする住民意識が根底にあり,こうした意識が水田農家にも波及して付加価値のある稲作の展開が見られている。

収録刊行物

  • 農業土木学会誌

    農業土木学会誌 72 (11), 941-944,a2, 2004

    社団法人 農業農村工学会

参考文献 (2)*注記

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