営農排水技術の高度化による本暗渠工低コスト化の可能性

書誌事項

タイトル別名
  • Challenge to Reduce the Cost of Main Drain by Applying Enhanced Supplementary Drains and Subsoil Breaking
  • エイノウ ハイスイ ギジュツ ノ コウドカ ニ ヨル ホン アンキョコウ テイコストカ ノ カノウセイ

この論文をさがす

説明

本暗渠工は, 水田の汎用化における重要な工種であるが, 一層の低コスト化が求められている。他方, 最近の水田輪作農業では, 高度な営農排水技術 (営農補助暗渠) が普及し, 既設本暗渠の機能発揮に成果を上げている。<BR>本報では, 本暗渠工の低コスト化を目的とし, 宮城県内の排水不良水田において本暗渠の間隔を40mとした低コストな暗渠 (低密度暗渠) と営農補助暗渠の組合わせによる排水効果を大豆栽培試験等により検証した。この結果, 低密度暗渠整備区における大豆生育は10m間隔の暗渠整備区と同等であった。これより, 低密度暗渠は, 本暗渠工の低コスト化技術となりうると考えられた。

収録刊行物

  • 農業土木学会誌

    農業土木学会誌 73 (7), 573-576,a1, 2005

    社団法人 農業農村工学会

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (8)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ