親鸞浄土教再解釈の一視座 : 宗教多元時代における浄土教の脱構築(<特集>宗教批判の諸相)

書誌事項

タイトル別名
  • A Critique of Shinran's Pure Land Buddhism : A Deconstruction of Pure Land Buddhism is a Pluralistic Age(<Special Issue>Criticism of Religion)
  • 親鸞浄土教再解釈の一視座--宗教多元時代における浄土教の脱構築
  • シンラン ジョウドキョウ サイカイシャク ノ イチ シザ シュウキョウ タゲン ジダイ ニ オケル ジョウドキョウ ノ ダツコウチク
公開日
2008
DOI
  • 10.20716/rsjars.82.2_497
公開者
日本宗教学会

この論文をさがす

説明

諸宗教の多元的状況と宗教的真理証言の相対化という現代的状況のコンテキストのなかで、親鸞が開顕した「浄土真宗」を脱構築する。親鸞は激動の歴史的状況のなかで、鮮明にうちだされた、阿弥陀仏本願の絶対他力による一切衆生のさとりへの救済を根本目的とする浄土仏教思想を「浄土真宗」(宗派での意味ではない)として位置せしめた。現代、「浄土真宗」の真実性を論証する真仮偽判が根本的に問い直されなければならない。さらに、そのような状況に応答せんとするとき、みずからを如何に変革して行かなければならないか、深刻な問いにわれわれ親鸞浄土教者は直面している。本小論は、ヒックの宗教多元主義を吟味しつつ、親鸞浄土教が如何に応答することが可能か、ひとつの方向性を示唆しようとすることを目的とする。さらにカウフマンが提唱した多元主義的真理概念を参照しつつ、最後に一層ラディカルな多元主義的基準を私見として提示した。

収録刊行物

  • 宗教研究

    宗教研究 82 (2), 497-522, 2008

    日本宗教学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ