書誌事項
- タイトル別名
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- The Concept of "Sacred Places" in Zoroastrianism
- ゾロアスター教における聖地の概念--神官階級の「移動する聖火」と平信徒の自然崇拝
- ゾロアスターキョウ ニ オケル セイチ ノ ガイネン シンカン カイキュウ ノ イドウ スル セイカ ト ヘイシント ノ シゼン スウハイ
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抄録
本稿の目的は、古代のパフラヴィー語文献資料と、現代イランの現地調査を総合して、ゾロアスター教における聖地の概念を明確にすることにある。先ず、文献資料から、古代ゾロアスター教の聖地は、(1)「移動・純粋聖火型」と(2)「定着・他信仰融合型」に分類できることが指摘される。しかし、それぞれのケースは、ゾロアスター教史上、謎めいた展開を遂げている。次に、イランの現地調査から、現代ゾロアスター教の聖地は、(1)「神官レベルでの聖地」と(2)「平信徒レベルでの聖地」に分類できることが指摘される。そして、これらの各聖地は、古代の(1)、(2)と密接な関係があると類推された。ここに、古代の文献データと現代の現地調査データをリンクさせる根拠がある。その結果、(1)系の聖地は、ゾロアスター教の教義に忠実だが、神官団だけの占有物であり、(2)系の聖地は、イランの民間信仰に聖火を被せたものであることが立証された。古代から現代に至るまで、ゾロアスター教の聖地は大きくこの二系統で構成されているのである。
収録刊行物
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- 宗教研究
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宗教研究 79 (1), 25-47, 2005
日本宗教学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680927420672
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- NII論文ID
- 110002826640
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- NII書誌ID
- AN00406454
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- ISSN
- 21883858
- 03873293
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- NDL書誌ID
- 7402107
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可