消費社会における現代宗教の変容

書誌事項

タイトル別名
  • Transformation of Modern Religion in Consumer Society
  • ショウヒ シャカイ ニ オケル ゲンダイ シュウキョウ ノ ヘンヨウ
公開日
2017
資源種別
journal article
DOI
  • 10.20716/rsjars.91.2_255
公開者
日本宗教学会

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説明

<p>本稿は、現代社会に大きな影響を与えている消費という問題に注目して、マーケット論的視点から消費社会における現代宗教の変容を理論的に論ずることを目的としている。まず、宗教社会学理論において著名なR・スタークの経済的マーケットモデルを批判的に検討する。その上で、彼のモデルに代えて、ベビー・ブーマーたちの宗教意識とアメリカの宗教状況を明らかにしたW・ルーフの「スピリチュアル・マーケットプレイス」という概念と「探求」という心理的な志向性に注目する。次いで、現代社会の消費をめぐる議論を紹介しながら、「セラピー的な自己」とそれをターゲットとした聖地巡礼ツーリズムを検討する。最後に、宗教的マーケットと世俗的なそれとの融合という状況において出現している「軽い宗教」の存在が示すように、世俗化か再聖化か、という二項対立的な理論的議論は消費社会における宗教の変容の理解には有益でないことを示唆したい。</p>

収録刊行物

  • 宗教研究

    宗教研究 91 (2), 255-280, 2017

    日本宗教学会

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