偏光時間分解分光を用いたκ-(BEDT-TTF)<sub>2</sub>X(X=Cu[N(CN)<sub>2</sub>]Br,Cu(NCS)<sub>2</sub>)における超伝導ゆらぎの探索

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タイトル別名
  • Fluctuating Superconductivity in κ-(BEDT-TTF)<sub>2</sub>X(X=Cu[N(CN)<sub>2</sub>]Br,Cu(NCS)<sub>2</sub>) Observed by Polarized Femtosecond Spectroscopy

抄録

<p>有機超伝導体!LaTeX$\kappa$-(BEDT-TTF)_2_Xではアニオン層Xに化学置換を施すことで電子相関を制御可能である。本研究では電子相関の異なるX=Cu[N(CN)_2_]Br及びCu(NCS)_2_に対しエネルギーギャップの検出が可能な偏光時間分解分光を実施した。その結果、両試料において擬ギャップ応答と考えられる空間対称性破れを検出することに成功した。さらに超伝導応答が、電子相関がより大きいX=Cu[N(CN)_2_]Brの試料では転移温度以上においても検出され、超伝導発現における電子相関の重要性を示唆する結果が得られた。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680936464512
  • NII論文ID
    130006244307
  • DOI
    10.11316/jpsgaiyo.71.2.0_1596
  • ISSN
    21890803
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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