カイラル摂動論を用いた核媒質におけるK<sup>+</sup>中間子の波動関数くりこみ

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タイトル別名
  • Kaon wavefunction renormalization in nuclear medium using chiral perturbation theory

抄録

<p>Nambu-Goldstoneボソンの1つであるK^+^中間子と原子核の弾性散乱においてカイラル対称性の部分的回復がどのように現れるか明らかにする. K^+^と原子核の弾性散乱を考えた時, 核媒質中におけるK^+^の平均自由行程は典型的な原子核の大きさと同程度である.そのため, 原子核中ではK^+^中間子と核子がひとつひとつ散乱するため線形密度近似が有効であると予想される. しかし, 実験事実から核媒質中においては線形密度近似が破綻する事がわかっている.この事を真空構造の相転移の観点から理解するためにカイラル対称性の部分的回復と密接な関係がある波動関数くりこみの計算を行った.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282681022461184
  • NII論文ID
    130006711055
  • DOI
    10.11316/jpsgaiyo.72.1.0_318
  • ISSN
    21890803
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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