BaTiO<sub>3</sub>の構造相転移に伴うPd薄膜の磁性変調

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タイトル別名
  • Change of magnetism in Pd thin film in association with structural phase transitions of BaTiO<sub>3</sub>

抄録

<p>常磁性金属であるPdはナノ薄膜化することにより、量子井戸状態に起因した強磁性を発現する。本研究ではBaTiO_3_基板上にPd薄膜を作製し、磁化の温度依存性を測定した。その結果、BaTiO_3_の構造相転移に伴い、Pd薄膜の飽和磁化に増減が観測された。これはBaTiO_3_の歪みがPd薄膜の量子井戸状態を変化させ、磁性変化を引き起こしたことを示唆する。この成果は、電子論に基づいた外場による磁性のスイッチングを実証するものである。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282681022524288
  • NII論文ID
    130006708781
  • DOI
    10.11316/jpsgaiyo.72.1.0_1009
  • ISSN
    21890803
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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