ソレノイド磁場を用いた中性子寿命の精密測定実験-到達感度および実験準備の状況-
書誌事項
- タイトル別名
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- Precise neutron lifetime measurement with a solenoid magnet
抄録
<p>中性子寿命は、素粒子・原子核分野や宇宙論の幅広い分野において重要なパラメータである。これまで大別して2種類の方法で測定されてきたが、それらの間には 8.4 秒(3.8σ)の乖離が見られている。そこで、新たに行われているβ崩壊で生じる電子を測定する方法では、中性子由来のγ線が電子を発生する背景事象の排除が精度向上にとって最も重要な要素となっている。これらはβ崩壊電子とは異なり主に壁面から発生するため、ソレノイド磁場を用いることで効率的に排除が可能である。本講演ではこの実験における到達感度および実験準備の状況について報告する。</p>
収録刊行物
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- 日本物理学会講演概要集
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日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 91-91, 2017
一般社団法人 日本物理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681023805056
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- NII論文ID
- 130006711948
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- ISSN
- 21890803
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可