ボース統計に由来するエネルギーギャップと巨視的な超流動流の発生

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タイトル別名
  • Energy gap due to Bose statistics and the occurrence of macroscopic superflow

抄録

<p>ボース粒子系では粒子間に相互作用がなくともボース統計に由来するエネルギーギャップが存在する。微分幾何の方法を用いて、このエネルギーギャップの表式を求める。このエネルギーギャップが粒子の流れの中で現れるのは、流れの方向に対して横方向の集団的な変位をする場合である。一方縦方向の集団的な変位にはこのエネルギーギャップは現れない。低温になるとこの差が拡大され、巨視的な縦方向の超流動流が生まれる。他方、流れに対して横方向の運動は、常流体における粘性の原因であるが、低温でも微視的な運動のままに止まる。線形応答理論を横方向にエネルギーギャップをもつボース粒子系に適用し、以上の統計性と超流動性の関係を明らかにする。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282681025062272
  • NII論文ID
    130006710916
  • DOI
    10.11316/jpsgaiyo.72.1.0_3002
  • ISSN
    21890803
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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