6IIp2 光速の原理と電荷保存則からマクスウェルの式を導く(大会テーマ「科学と社会のコミュニケーション」)
-
- 霜田 光一
- 元東京大学
Description
これまでの電磁気学は歴史的順序に従って、クーロンの法則に姶まり、数々の法則や定理を使って、ようやくマクスウェルの方程式に到達している。ここでは、光速の原理と電荷保存則だけを基礎にしてスカラーポテンシャルとベクトルポテンシャルから出発して、公理論的電磁気学を作る。重ね合わせの原理、対称性、ベクトル解析などを使って、真空中の電磁場についてマクスウェルの方程式を導く。このとき、ローレンス条件はゲージ変換の任意性に関する条件ではなく、最初の二つの前提から導かれる定理のようなものである。マクスウェルの方程式を求めた後で、クーロンの法則、アンペールの法則、ビオ・サバールの法則なども導出する。
Journal
-
- Abstract Book of the Annual Meeting of the Physics Education Society of Japan
-
Abstract Book of the Annual Meeting of the Physics Education Society of Japan 22 (0), 42-45, 2005
The Physics Education Society of Japan
- Tweet
Keywords
Details 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282681028059392
-
- NII Article ID
- 110007466143
-
- ISSN
- 24330655
-
- Text Lang
- ja
-
- Data Source
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- Abstract License Flag
- Disallowed