タッチケア施術者のリラクセーション効果の生理学的・生化学的・心理的検証

書誌事項

タイトル別名
  • Physiological, biochemical and psychological verification of the relaxation effects of touch care on touch care practitioners
  • タッチケア シジュツシャ ノ リラクセーション コウカ ノ セイリガクテキ ・ セイカガクテキ ・ シンリテキ ケンショウ

この論文をさがす

抄録

 目的:タッチケアの手法であるタクティールケアが施術者にとってリラクセーション効果があることを客観的に検証する. <Br> 研究対象者:日常的にタクティールケアを実践している施術者20名である. <Br> 方法:コントロールとして30分間の座位安静,介入として30分間のタクティールケア施術を行った. <Br> 分析:コントロール期間と介入期間,コントロール前後および介入前後の生理学的・生化学的・心理的変化を比較した. <Br> 結果・考察:介入期間はコントロール期間にくらべ,自律神経系の副交感神経活動が有意に活性化し,交感神経活動は有意に低下した.介入後は介入前にくらべ,唾液の分泌型免疫グロブリンA濃度の増加や酸化還元電位における酸化度の低下が有意であり,二次元気分尺度の活性度,安定度,快適度が有意に高かった.以上より,タクティールケア施術者自身にリラクセーション効果のあることが生理学的・生化学的・心理的に検証された.

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ