書誌事項
- タイトル別名
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- Investigation of applicability of high-frequency ultrasonography for analysis of dermal structure in pig skin
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説明
皮膚の構造解析は生検試料の組織学的評価で行われるが,侵襲的試料採取は痛みを伴い,創感染などのリスクを高める。高周波エコー診断装置は非侵襲的な皮膚評価法として期待されるが,その構造解析への応用性については十分に明らかにされていない。そこで本研究では,ブタの皮膚を材料として,高周波エコー診断装置により取得した画像を組織学像との比較を行った。耳介皮膚および背部皮膚をブタの屠体より採取し,20MHzのリニアプローブでそれぞれ3ヵ所でエコー画像を取得した。その際,プローブの位置に印をつけスキャンした面のパラフィン切片を作製し,マローリー・アザン染色に供した。耳介皮膚では,エコー画像における低エコー領域は汗腺や毛包の位置に一致しており,汗管,血管,表皮突起などの微細構造も部分的に描出されていた。これらの結果は,高周波エコー診断装置が皮膚の微細構造解析に有用であることを示唆している。
収録刊行物
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- 看護理工学会誌
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看護理工学会誌 2 (3), 150-156, 2015
看護理工学会