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- 坂元 桂
- お茶の水女子大学:日本学術振興会
書誌事項
- タイトル別名
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- Implicit memory bias for negative information in depression and anxiety : A meta-analysis.
- ヨクウツシャ オヨビ コウ フアンシャ ノ ネガティブ ジョウホウ ニ タイスル センザイ キオク バイアス メタ ブンセキ ニ ヨル ケントウ
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説明
本研究は, 抑うつ者および高不安者がネガティブ情報に対する潜在記憶バイアスを示すかどうか, すなわち, ポジティブ情報よりもネガティブ情報に対する潜在記憶が優れているかどうか, メタ分析を用いて検討した.結果は以下の通りであった. 1) 抑うつ者は非抑うつ者に比べて, ネガティブ情報に対する潜在記憶が優れており, これは, 顕在記憶の出現を抑制する条件でも, 促進する条件でも, 同様に見られた。2) 高不安者は低不安者に比べて, 顕在記憶の出現を抑制する条件においてのみネガティブ情報に対する潜在記憶が優れていた. ここから, 抑うつには潜在記憶バイアスと顕在記憶バイアスがあるが, 不安には潜在記憶バイアスのみがある可能性が示唆された.
収録刊行物
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- 性格心理学研究
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性格心理学研究 7 (2), 57-65, 1999
日本パーソナリティ心理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681032669952
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- NII論文ID
- 110001223650
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- NII書誌ID
- AA11512495
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- ISSN
- 2432695X
- 13453629
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- NDL書誌ID
- 4846250
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可