所得格差と相対的貧困の拡大における住居費負担の影響

書誌事項

タイトル別名
  • Housing expenditure, income inequality and poverty in Japan
  • 所得格差と相対的貧困の拡大における住居費負担の影響 : 住居費控除後所得(After-housing income)を用いた実証分析を通じて
  • ショトク カクサ ト ソウタイテキ ヒンコン ノ カクダイ ニ オケル ジュウキョヒ フタン ノ エイキョウ : ジュウキョヒ コウジョ ゴ ショトク(After-housing income)オ モチイタ ジッショウ ブンセキ オ ツウジテ
  • 住居費控除後所得(After-housing income)を用いた実証分析を通じて
  • focusing on the after-housing income approach

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説明

『全国消費実態調査』(1989・1994・1999・2004年)の匿名データを用いて家計における住居費負担の動向を把握し,所得格差と相対的貧困の拡大における住居費負担の影響を検討した。住居費負担率は経年に従って増加しており,とくに『公団・公社の借家』や『民営借家』に居住する世帯の負担増が顕著であった。また,住居費控除後所得を基準に貧困率を算出すると,住居費控除前所得を基準にした場合と比較して上昇した。さらに,低所得世帯を対象としたヒアリング調査の事例分析から,狭小・老朽で低廉な借家に居住せざるを得ない世帯や住宅を選好できず住居費負担が過重になる世帯の具体的な生活状況を把握した。

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