11. 凍結乾燥に於て冷却速度は試料の乾燥速度並に残水度に影響を与えるか(一般演題)
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説明
凍結乾燥の第1段階である凍結の過程に於て、冷劫速度によって試料の凍結のPatternが異なることは既によく知られているが、その後の乾燥過程に於ける乾燥速度及び残水度に対してどのように影響するかについては、あまりはっきりした実証がなかった。我々は、血清、ゼラチン、その他の数種の溶液を用い、急速又は緩慢凍結を行なった後、一方は日記記録真空重量計によって乾燥脱水過程を測定し、他方は天秤による重量測定法(60℃、10^<-5>mmHg脱水)で残水度を求めた。その結果、急速凍結のものは乾燥速度並に残水度が小さく、緩慢凍結ではそれぞれ大きいことがみとめられた。
収録刊行物
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- 凍結および乾燥研究会記録
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凍結および乾燥研究会記録 7 (0), 76-83, 1963
低温生物工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681051278976
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- NII論文ID
- 110007369324
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- ISSN
- 24329924
- 02888289
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可