イソカニダマシの小笠原と沖縄における分布パターンの違い

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タイトル別名
  • Differences in the patterns of distribution of the porcelain crab, Petrolisthes japonicus on an oceanic island(Chichijima, Ogasawara) and on a continental island(Zamami, Okinawa)
  • イソカニダマシの小笠原と沖縄における分布パターンの違い〔英文〕
  • イソカニダマシ ノ オガサワラ ト オキナワ ニ オケル ブンプ パターン ノ

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抄録

転石海岸潮間帯に生息するイソカニダマシの分布パターンを,小笠原諸島父島と,沖縄慶良間諸島座間味島とで比較した。父島の奥村と境浦の転石海岸に生息するカニダマシ類はイソカニダマシ1種類のみで,海岸の全体に分布していた。一方沖縄の座間味島では,7種類のカニダマシ類が同所的に分布し,イソカニダマシとミナミカニダマシは転石海岸の中部を中心に,またアジアアカハラ・ケブカカニダマシ・ヒロバカニダマシ・ヨロンカニダマシ・ケハダカニダマシは転石海岸の下部を中心に分布していた。従って相対的にイソカニダマシの分布域は沖縄で狭く,より高い位置にあった。

収録刊行物

  • 甲殻類の研究

    甲殻類の研究 20 (0), 23-28, 1991

    一般社団法人 日本甲殻類学会

被引用文献 (3)*注記

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