ダイアセチル臭低生成性ビール酵母の育種

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タイトル別名
  • ダイアセチル シュウ テイ セイセイセイ ビール コウボ ノ イクシュ

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説明

ビール未熟臭の代表的な成分であるダイアセチル (DA) は清酒ではつわリ香とよばれ, 酒類中には存在して欲しくない成分である。このたびDAの前駆物質であるアセト乳酸をアセトインへ変換するアセト乳酸脱炭酸酵素遺伝子がクローニングされ, この遺伝子をビール酵母に導入することによリ, DA低生産性ビール酵母が育種された。遺伝子の酵母内での発現, コピー数の多い染色体組込みベクターの開発など, 最新の有用な知見が多数述べられている。遺伝子組換え技術を用いた有用醸造酵母の育種のーつの方向を示すもので, 興味深い。

収録刊行物

  • 日本醸造協会誌

    日本醸造協会誌 83 (7), 436-441, 1988

    公益財団法人 日本醸造協会

被引用文献 (2)*注記

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