小学校理科「物の温まり方」の変遷と指導上の課題
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- 漆畑 文哉
- 愛知教育大学大学院
書誌事項
- タイトル別名
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- ransitions and Challenges Guidance of Elementary School Science “How to Warm up Things”
- ー学習指導要領と教科書の分析よりー
- Analysis of The Course of Study and Textbooks
説明
本研究は,小学校第4学年の小単元「物の温まり方」において,学習指導要領および教科書の変遷を分析することで科学的概念の指導における課題を明らかにすることを目的とする.分析の結果,平成元年改訂学習指導要領において『熱』の概念が削除され,目標が「温まり方」という温度の変化そのものを学習することへ変化したことにより,教科書に掲載された教材や図・テキストも影響を受けていることが示唆された.指導上の課題を解決するためには,『熱』の概念を導入し,物質の構造や熱の伝わりやすさの違いと関連づける必要がある.さらに,これらを関連づけて学習者が考察し表現するための支援を検討する必要がある.
収録刊行物
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- 日本科学教育学会研究会研究報告
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日本科学教育学会研究会研究報告 29 (9), 1-6, 2014
一般社団法人 日本科学教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681085105408
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- NII論文ID
- 130006660181
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- ISSN
- 18824684
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可