数学教育の目標

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タイトル別名
  • The aim of the mathematics education

抄録

昨年市民が興味を持った数学の問題 3.1+5.9 は何が正解かということは、数学教育にとって興味深い問題提起であった。簡単な問題に対して多くの人が関心を持ち、各自の考えを述べていたことは学校教育の中での数学教育の問題点として考える必要がある。数学嫌い・数学離れという言葉も消えるくらいに数学から多くの人が離れている中で、これからの数学教育の目標を考えさせる問題点を社会が提起したのではなかろうか。科学教育が目指す教育の目標はこの正解に至る道を植え付けることも考えられる。この正解に至る道として社会の中では科学教育とは遠い道を選んだ。現在の科学教育特に、数学教育は目標を失っていると考えられる。数学教育において新しい世界が開かれること、物事を考える抽象的な思考方法を身に付けることなど大きな目標がある。生涯学習をも見据えた数学教育の目標を考えたい。この問題は科学教育についても問われるであろう。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282681086232448
  • NII論文ID
    130006660306
  • DOI
    10.14935/jsser.31.6_13
  • ISSN
    18824684
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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