家庭訪問による教材開発で可能となった小学校理科「月と星」における継続観察の徹底
書誌事項
- タイトル別名
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- Drastic improvement in repetitive observations realized by development of teaching materials calling at homes in the subject ”the moon and stars” of the science class of elementary school
抄録
現行の理科の学習指導要領では,自然に親しむなかで,観察や実験を重視した理科学習が求められている.しかし,小学校第4学年「月と星」の学習では,野外観察による月や星の継続観察の指導が行われないという実態がある.本研究では,児童の家庭を訪問し,月や星を観察するのに適した地点を選定し,観察する方位の空をデジカメで写してワークシートを作成し,各家庭での継続観察を行わせる授業実践を試みた.学習者にとっては,身近な場所がワークシートに示されていること,方位や注目する星の位置など,観察のポイントを明確にしたことで,多くの児童が継続観察を行うことができた.「月と星」の単元指導のあり方として,家庭訪問による個別の観察ポイントを明確にしたワークシートの制作を提案する.
収録刊行物
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- 日本科学教育学会研究会研究報告
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日本科学教育学会研究会研究報告 27 (5), 69-72, 2012
一般社団法人 日本科学教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681086652160
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- NII論文ID
- 130006655623
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- ISSN
- 18824684
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可