書誌事項
- タイトル別名
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- Studies in Middle School Students' View about "Nature of Science" in Japan : An Analysis of the Nature of Scientific Knowledge and Inquiry Skills
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説明
本研究は,日本の中学生に対して, "Nature of Science"の理解,特に,科学知識の一つである「法則」や「理論」の実証性や,科学と社会や文化の関係性といった科学知識の性質や,「観察」や「実験」といった探究スキルの性質に関する理解の実態を明らかにすることを目的とした。調査対象は, Ⅰ県内の中学2年生89名であった。調査時期は, 2006年7月に行った。調査方法は,質問紙調査である。調査の結果,主に次の点が明らかになった。まず,中学生の多くは,科学知識に関して実証的なものであると理解していたが,科学知識の生成における社会・文化的影響があることに関して理解していなかった。また,多くの中学生が,理科授業における観察活動を,事前に対象について予想をしたり,仮説を立てず,対象のありのままの姿を見る活動であると考えていた。そして,科学論的内容では,中学生の半数以上が,科学知識の最終的な決定には観察や実験の結果が重要であると考えていた。
収録刊行物
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- 日本科学教育学会研究会研究報告
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日本科学教育学会研究会研究報告 21 (5), 117-120, 2007
一般社団法人 日本科学教育学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681087328384
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- NII論文ID
- 110006344167
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- NII書誌ID
- AA11161696
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- ISSN
- 18824684
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可