樽貯蔵麦焼酎の着色度の安定性に関する研究
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- 江藤 勧
- 大分県産業科学技術センター 食品産業担当
書誌事項
- タイトル別名
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- Study on Stability of the Color of Barley <i>Shochu</i>
- タル チョゾウムギ ショウチュウ ノ チャクショクド ノ アンテイセイ ニ カンスル ケンキュウ
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説明
樫樽貯蔵した焼酎を出荷する際は,「酒税法及び酒類行政関係法令解釈通達第50条13項の木製の容器に貯蔵したしょうちゅう等を移出する場合の承認の取扱い」において着色度が規制されている。これは,ウイスキーと焼酎の酒税格差が25倍近く(同アルコール度数)あった時代に出された通達である。平成18年にアルコール度数に応じて課税されるようになり,酒税格差は解消され,着色度の規制も解除すべきとの声も一部にはあった。しかし,焼酎業界では洋酒との区別が明確にできるものと肯定的にとられ現在もその規制は継続されている。近年,色調が薄いウイスキーが販売されるようになり,この色合いが消費者に好まれる証ともなっている。本解説は,樫樽貯蔵した焼酎の出荷後の色調の変化について3年間にわたる測定結果が示されており,また,製品管理や割水による着色度への影響など商品設計に重要な情報である。
収録刊行物
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- 日本醸造協会誌
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日本醸造協会誌 109 (8), 565-567, 2014
公益財団法人 日本醸造協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681104610688
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- NII論文ID
- 130006507050
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- NII書誌ID
- AN10034389
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- ISSN
- 21864012
- 09147314
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- NDL書誌ID
- 025759295
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可