パイオニア街の文化景観の変容とリトルインディアの形成

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タイトル別名
  • Change of Cultural Landscape and Little India on Pioneer Street in Artesia and Cerritos, an Ethnoburb of Los Angeles
  • パイオニア街の文化景観の変容とリトルインディアの形成--ロサンゼルスのエスノバーブ,アルテジア・セリトスの事例
  • パイオニアガイ ノ ブンカ ケイカン ノ ヘンヨウ ト リトルインディア ノ ケイセイ ロサンゼルス ノ エスノバーブ アルテジア セリトス ノ ジレイ
  • ロサンゼルスのエスノバーブ,アルテジア・セリトスの事例

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抄録

アルテジアとセリトスはカリフォルニア州ロサンゼルス郡の南東端にある。近郊農業地域として始まったが,酪農家が1930 年頃から本地域に集まり,酪農保護区に変わった。1950 年代末に市政を布いた結果,酪農家はより外側に追われ,酪農保護区は細分され,住宅地等に変わった。1960・70 年代にフィリピン系,韓国系,中国系などの多くの人びとが本地域に集中し,エスノバーブとなった。1923 年のサンボーンマップによると,パイオニア街に面し立地した学校,病院,教会,郵便局,役場,商店が周囲の近郊農業地域から人を集めていた。1962 年の電話帳と空中写真によると,パイオニア街の支配的な文化景観は病院と公共施設であった。1980 年前後から多くのショッピングプラザが交差点や病院跡地に建設された。各ショッピングプラザはエスノバーブを反映し,民族系の商店とその組み合わせを特色とする。最も大きな文化景観の変化は商業中心地区が1995 年頃からリトルインディアに変わったことである。最初のインド人の店は1979 年に立地し,サリー店,レストラン,宝石店,食料品店が集積するようになった。

収録刊行物

  • 地理空間

    地理空間 3 (1), 24-42, 2010

    地理空間学会

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