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- 梅屋 潔
- 慶應義塾大学大学院
書誌事項
- タイトル別名
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- Symbol as a Stopgap : an aspect of religious symbol among Sado islanders
- ショウチョウ ガイネン ワ ゴウリテキ ニ マイソウサレウル カ ニイガタケン
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抄録
新潟県佐渡島の人々の間では,ムジナ(貉(ムジナ))ないしトンチボ(頓智坊)と呼ばれる動物がしばしば話題に上る。この動物は動物でありながら神であり,ときに人間にも変身する存在として知られている。ところが,注意深くこの概念を巡る語りをみてみると,その意味が極めて同定し難いことがわかる。われわれからみると明らかに異質な存在が,同じものであるかのように「あたりまえ」のものとして語られるのである。本稿の目的は,そのムジナについての語りの分析を通じて,従来人類学者が「象徴」という概念を用いる衝動に駆られるとき,いったいなにが起きているのか,また,語りの中でそのような概念の果たしている役割は何か,という問いに答えようとするものである。「あたりまえ」と考えられていることを相対化し,考察するために,従来の中間的話体に加えて,テキストの微視的な分析を行うことにより,われわれ,そしてかれらの中で起こっているコンテキストのくむかえや矛盾の無視などが明らかにされる。
収録刊行物
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- 民族學研究
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民族學研究 59 (4), 342-365, 1995
日本文化人類学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681112143616
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- NII論文ID
- 110001100457
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- NII書誌ID
- AN00408358
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- ISSN
- 00215023
- 24240508
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- NDL書誌ID
- 3284125
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可