B317 アメリカ科学教育史におけるSTS運動の位置づけ : デューイによるゼネラルサイエンス批判を中心とした考察
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- 野上 智行
- 神戸大学
書誌事項
- タイトル別名
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- General Science and STS Education in the History of American ScienceEducation
抄録
STS教育への要請は科学教育が成立して以来の課題である。アメリカにおいては1910-30年代におけるゼネラルサイエンスを巡る論争がそのひとつである。ゼネラルサイエンスは科学の社会化、社会の科学化をめざしたものとして評価される。しかし、そこには実践上の大きな困難があった。デューイは第一次世界大戦の惨状を見ることによって科学の道徳的な側面をより強調し、困難を克服する際の科学的な態度の意味を論じた。現代の状況は、ネオ・ゼネラルサイエンスともいうべきデューイの理想に立脚した科学教育の理想像が求められている。
収録刊行物
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- 日本科学教育学会年会論文集
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日本科学教育学会年会論文集 15 (0), 563-566, 1991-07-26
一般社団法人 日本科学教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681203594240
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- NII論文ID
- 110002920563
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- ISSN
- 24332925
- 09134476
- 21863628
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可