SAR干渉画像で捉えた平成19年(2007年)新潟県中越沖地震による地盤変状と活褶曲の成長

書誌事項

タイトル別名
  • Detection of surface deformation and growth of an active fold induced by the 2007 Niigataken Chuetsu-oki Earthquake using SAR interferometry
  • SAR カンショウ ガゾウ デ トラエタ ヘイセイ 19ネン 2007ネン ニイガタケン チュウエツオキ ジシン ニ ヨル ジバン ヘンジョウ ト カッシュウキョク ノ セイチョウ

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説明

2007年7月16日に発生した「平成19年(2007年)新潟県中越沖地震(マグニチュード6.8)」について,陸域観測衛星「だいち(ALOS)」に搭載されている合成開口レーダ(PALSAR)による干渉SAR解析を行った.SAR干渉画像は,震源域近くの断層運動による地殻変動のみならず,震源から15 km東に離れた西山丘陵において,活褶曲の向斜軸に沿って幅1.5 km長さ15 kmの帯状隆起域が検出された.筆者らは,これは地震に伴って発生した間欠的な活褶曲の成長を示す直接的な証拠であると考えた.加えてSAR干渉画像は,柏崎市の中心街において,砂丘地盤の液状化や側方流動などの非地震性の地表変動についても検出することが出来た.

収録刊行物

  • 地質学雑誌

    地質学雑誌 116 (11), 602-614, 2010

    一般社団法人 日本地質学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (8)*注記

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