新潟県中央部における後期中新世テフラ層の対比

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タイトル別名
  • Correlation of late Miocene tephra beds in the central area of Niigata Prefecture, northeast Japan
  • ニイガタケン チュウオウブ ニ オケル コウキ チュウシンセイ テフラソウ ノ タイヒ

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新潟県中央部の阿賀町津川,加茂市七谷地域および魚沼市守門の上部中新統において,広域的に対比できる可能性のあるテフラ層を見出した.津川地域の野村層に挟まるOtbtテフラ層,七谷地域の南五百川層に挟在するDtbtテフラ層,そして守門地域の貫木層中のIsbtテフラ層は,記載岩石学的特徴や火山ガラスの化学組成から対比される.これらのテフラ層はいずれも白色のガラス質のテフラ層で,火山ガラスの主成分化学組成において,MgOが0.00-0.01 wt.%,CaOが0.22-0.46 wt.%と極めて低い値を示すことを特徴とする.これらのテフラ層は,いずれも珪藻化石帯のNPD 5D帯最下部の生層準D56とD57の間の狭い年代範囲の中に落ち,その年代は9.9 Maと算定される.

収録刊行物

  • 地質学雑誌

    地質学雑誌 115 (4), 177-186, 2009-04-15

    一般社団法人 日本地質学会

被引用文献 (6)*注記

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参考文献 (11)*注記

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