Low-angle structural boundaries in northern marginal area of the Kanto Mountains

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  • 関東山地北縁部の低角度構造境界
  • カントウ サンチ ホクエンブ ノ テイカクド コウゾウ キョウカイ

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Abstract

<p>西南日本の地体構造を考察する上で,中央構造線の東方延長に関して鍵となる埼玉県嵐山(らんざん)・小川地域や,ナップ構造の境界露頭が存在する群馬県下仁田(しもにた)地域を見学し,これらの地域に発達する低角度構造境界と,付随する地質構造を体感いただくことが本巡検の目的である.1日目は,比企丘陵の領家帯のマイロナイト,中新統青岩礫岩の小露頭,その礫を供給したと考えられる跡倉ナップ構成要素の前期白亜紀の寄居変成岩(上横田岩体)と,金勝山ナップを構成するペルム紀金勝山石英閃緑岩,小川町木呂子(きろこ)における緑色岩メランジュ帯などを見学し,長瀞町本野上(ほんのがみ)の荒川沿いにて,三波川帯内部の重要なユニット境界である低角度境界断層と雁行脈を見学する.2日目は,ナップ境界断層が明瞭な下仁田に向かい,クリッペ群の景観,ナップの基盤をなす御荷鉾緑色岩とその変形,白亜系跡倉層中の横臥褶曲と逆転層,下仁田自然史館,跡倉押し被せ断層とウィンドウ(フェンスター:地窓(じまど)),跡倉礫岩,金勝山ナップ基底断層とペルム紀ホルンフェルスなどを見学する.</p>

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