<b>Safety-ⅠとSafety-Ⅱ:安全におけるヒューマンファクターズの </b><b>理論構造と方法論 </b>

  • 小松原 明哲
    早稲田大学 理工学術院 創造理工学部 経営システム工学科

書誌事項

タイトル別名
  • Safety-I and Safety-II : Theory and Methodologies for Human Factors in Safety
  • Safety-ⅠとSafety-Ⅱ : 安全におけるヒューマンファクターズの理論構造と方法論
  • Safety-Ⅰ ト Safety-Ⅱ : アンゼン ニ オケル ヒューマンファクターズ ノ リロン コウゾウ ト ホウホウロン

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説明

<p>Safety-Ⅱと,その方法論であるレジリエンス・エンジニアリングは,ヒューマンファクターズの国際的権威であるErik Hollnagel 博士らが提案してきたものである.細部については議論が続いているが,ごく簡潔にいえば,状況に応じた柔軟な対応による安全確保と向上といえ,いわば現場力を指すものである.Safety-Ⅱと対をなすものが,Hollnagel がSafety-Ⅰと位置付けるヒューマンエラー防止である.Safety-Ⅰ,Safety-Ⅱの議論では,そのテクニックにいきなり走るのは危険であり,背景に存在するヒューマンファクターズの理論構造を正しく理解することが強く求められる.本稿では,それらSafety-Ⅰ,Safety-Ⅱの概念,またそれに対応する方法論としてのヒューマンエラーの防止,レジリエンス・エンジニアリングについて,概要を述べる.</p>

収録刊行物

  • 安全工学

    安全工学 56 (4), 230-237, 2017

    安全工学会

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