書誌事項
- タイトル別名
-
- リスクマネジャー任命のすすめ
- リスク マネジャー ニンメイ ノ ススメ
この論文をさがす
抄録
<p><tt>阪神大震災で危機管理が叫ばれているが,ここで述べるリスクマネジャーはもちろん危機管理も担当するが災害の事前予防がおもな仕事である。まずなにが起こるかわからない初めての事故例を取り上げ,いかなるシステムがどんな対応をしたらその事故は起こさずにすんだかを考察し,実際リスクマネジャーがいたら事故は防げたか否かを検証した.つぎにプラントの計面・建設から運転・保守に至る間にリスクマネジャーがいかに安全上大切かを述べた.しかし,リスクマネジャーも自己の安全性判断には甘くなる恐れがあるので安全性の判断は第三者機関に轟たらせる.損害保険との連動があればさらに効果がある.プラント関係の過去の大事故もリスクマネジャーの活用で防げた可能性が大きい.安全と性能や経済とはトレードオフの関係にあるため本来同一人の任務とするのは不適当であり,ラインから切り離した組織としてリスクマネージメント部を設ける必要性がある.現行の安全規制は技術導入時代にはおおいに役に立ったが,制度疲労を起こしており,さらに,初めての事故防止には無力であるから,企</tt><tt>業側の自主保全体制が整った段階で新しい制度に切り替える必要がある. </tt></p>
収録刊行物
-
- 安全工学
-
安全工学 35 (2), 118-123, 1996
安全工学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282681219297792
-
- NII論文ID
- 10001815012
-
- NII書誌ID
- AN00012812
-
- ISSN
- 24240656
- 05704480
-
- NDL書誌ID
- 3945177
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可