The System Problem of Japan toward Establishing of the Safety Measure System based on the Internationed Safety Standard

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  • <b>国際安全規格に基づく安全性確保制度の 構築に向けたわが国の</b><b>課題 </b>
  • 国際安全規格に基づく安全性確保制度の構築に向けたわが国の課題
  • コクサイ アンゼン キカク ニ モトヅク アンゼンセイ カクホ セイド ノ コウチク ニ ムケタワガクニ ノ カダイ

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Abstract

<p>20 世紀後半,わが国の労働,製品および設備分野の安全性確保制度は,国が提示する詳細な技術基準を含む安全規制に基づき,民間がその基準を忠実に満たし,人による安全管理を実現することで,おおむね1980 年ころまでに高い安全性を達成したと言える.一方,欧米では,1980 年ころから,民間が自主的なリスクアセスメントを推進し,その評価結果を国や第三者機関が認証する「安全性能評価」を基本とする新しい安全規制の研究・導入が進められ,グローバルスタンダードとなりつつある.わが国でも2000 年前後から,建築や電気用品の分野で安全性能評価に基づく安全規制が開始されたが,その取組みは十分とは言えない. 欧米では安全性能評価の導入により市場原理に従って安全性を向上させる仕組みを確立したが,わが国では逆にさまざまな安全上の問題が顕在化してきた.この理由がどこにあるのかを,わが国と欧米の安全規制の変遷について歴史的検証を行い,世界一安全性の高い日本の実現に向けての課題と展望を考察する1).</p>

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