<b>引火温度-爆発限界の関係線図(1) </b>
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- 柳生 昭三
- 労働省産業安全研究所
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説明
<p><tt>密閉容器に入っている可燃性液体の液面上空間のように,一般に液と蒸気の共存状態における気相系の爆発危険性を知るには,蒸気の爆発限界を組成で示しても直接には役に立たない場合が多く,ここに下部引火点及び上部引火点と呼ぶ二つの温度が重要となる背景がある、しかし,この特性値は従来から実測値も,また蒸気の爆発限界からの換算値も,系統的に発表された例がほとんどないため,可燃性液体の取扱 い上極めて不便であった. 著者はかねてからその重要性を感じ,多くの物質についてこの数値の実測による検討を重ねてきた.本稿ではその成果を,蒸気の爆発危険性状が一べつして理解できる蒸気圧線に基づいた引火温度と爆発限界の関係線図という形態で,連載により順次紹介することとした.今回の(1)では上記の引火点の概念と重</tt><tt>要性,測定方法,及び関係線図の作成要領などを述べ,各物質の線図の掲載は次回の(2)以降とする. </tt></p>
収録刊行物
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- 安全工学
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安全工学 24 (3), 152-158, 1985
安全工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681221616512
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- NII論文ID
- 130006300497
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- ISSN
- 24240656
- 05704480
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可