陽極酸化したアルミニウムの異種金属接触腐食―酸化物皮膜構造と塩化物イオン濃度の影響―

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タイトル別名
  • Galvanic Corrosion of Anodized Aluminum-Influence of Anodic Oxide Film Structure and Concentration of Cl--
  • ヨウキョク サンカシタ アルミニウム ノ イシュ キンゾク セッショク フショク サンカブツ ヒマク コウゾウ ト エンカブツ イオン ノウド ノ エイキョウ
  • —Influence of Anodic Oxide Film Structure and Concentration of Cl<sup>–</sup>—
  • ―酸化物皮膜構造と塩化物イオン濃度の影響―

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抄録

アルミニウム試料の異種金属接触腐食に及ぼす皮膜構造(緻密型と多孔質型)の影響をNaClを含む0.5 kmol/m3 H3BO3 / 0.05 kmol/m3 Na2B4O7溶液中で電気化学不規則信号(電気化学ノイズ)測定より調べた.孔食が起こると振動を伴いながら電位は急激に低下し,電流は急激に増加する.電位と電流の変化は良い相関を示す.どちらの皮膜もその厚さが厚くなるに従って,塩化物イオン濃度が低くなるに従って孔食誘導期間は長くなる.多孔質型皮膜形成試料の孔食誘導期間は,緻密型皮膜形成試料の孔食誘導期間に比べて長い.孔食誘導期間の逆数は塩化物イオン濃度のn乗に比例する.ここで,nは1.2から2.5である.

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