低炭素鋼の海塩粒子による腐食に及ぼす相対湿度の役割

  • 升田 博之
    独立行政法人物質・材料研究機構 インテンス研究チーム
  • 片山 英樹
    独立行政法人物質・材料研究機構 インテンス研究チーム

書誌事項

タイトル別名
  • Role of Relative Humidity on Corrosion of Low Carbon Steels by Seasalt Particles
  • テイタンソコウ ノ カイエン リュウシ ニ ヨル フショク ニ オヨボス ソウタイ シツド ノ ヤクワリ

この論文をさがす

抄録

海塩粒子の付着速度を制御できる大気腐食試験装置を開発した.その装置を用いてある一定量の海塩粒子を低合金鋼に付着させ腐食の進行をスーパーケルビンフォース顕微鏡やケルビンフォース顕微鏡を用いて種々の相対湿度のもとで観察した.その結果,腐食が高相対湿度下で起こると薄い液膜が腐食部近傍に形成され,試料表面が薄い液膜で覆われるとClイオンが腐食部に移動できるようになり腐食速度が増すことが判明した.

収録刊行物

被引用文献 (4)*注記

もっと見る

参考文献 (14)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ